【映画レビュー】アウェイク (原題:AWAKE)

Netflix

個人的評価

60/100

こんな人にオススメ :
ミステリー映画が好き,パニック映画が好き,SF映画が好き,ジーナ・ロドリゲスが好き

未視聴な方に向けて:

ぷれいボタン
世界同時多発的に人間が眠れなくなる奇病に掛かってしまうパニック映画。
設定がおもしろく、実際にこんな世界になったらこうなるかもしれないと思わせてくれるので興味深いです。
特に内容がすごく怖いというわけでもないので手は出しやすいかなと思います。

基本情報

公開 :2021年
上映時間 :1時間37分
ジャンル :ミステリー,パニック,SF
出演 :ジーナ・ロドリゲス,ジェニファー・ジェイソン・リー,フランシス・フィッシャー,フィン・ジョーンズ,その他
年齢制限 :15歳以上推奨

配信情報

2021年8月20日時点
Netflix

Watch Awake | Netflix Official Site
After a global event wipes out humanity's ability to sleep, a troubled ex-soldier fights to save her family as society and her mind spiral into chaos.

AmazonPrime :配信無し

見所

  • 眠ることができなくなった人々の行動
  • 張りつめられた緊張と投じられた爆弾
  • ラストに明かされる方法

あらすじ

過去のある事件を切っ掛けに一度人生を台無しにしてしまっている主人公のジル。
その日も夜勤で勤務先で警備員として働くが同僚に賄賂を渡し、とある部屋へとこっそりと入っていく。
部屋に入って行ったのは廃棄予定の錠剤を手に入れ、その薬を密売人に横流しすることだったのだ。

早朝、密売人に薬を横流しし現金を受け取ったジルは車で自分の母親の家へと向かう。
事件が切っ掛けでジルに親権がない中子供たちを育てていたのはジルの母親のドリスであった。
娘のマチルダと息子のノアを学校へ送り届けるために車に乗せ、ノアにこれまでの行いを責められながらも運転するジル。

そんな中突如車の電源が切れ操縦不能に陥ったは湖の傍で停止させることができたものの直進してきたピックアップトラックに衝突され水の中へ。
子供たちにシートベルトを外すように指示し、なんとか水面に浮上するもマチルダの姿がなく周囲を確認する。
すると、保安官に救命措置を受けていたマチルダを発見し、駆けつけたところで娘が息を吹き返す。

町中が混乱をする中、溺れかけたマチルダ・ケガをしたジルに対して保安官に一度病院に行くことを進められ歩いて向かうことに。
病院の中も大混乱が起こっており、関係者には相手にされず自分で勝手に治療を開始する。
患者の家族が大声でスタッフを呼ぶ声が聞こえ、覗いてみると植物状態だった患者が突如目を覚ますという光景であった。

徐々に世界がとんでもない状況であるということの片鱗を味わうジルであったが、彼女たちの待ち受ける運命をまだ知る由もないのであった・・・。


ここからネタバレ含む感想になります。
未視聴の場合はご注意ください。

感想を読む


眠ることができなくなった人々の行動

世界の異変が起こってからの翌日以降、略奪や攻撃的になった人々などアメリカで起きそうだなって光景でした。
車で移動中突如裸になって歩き回っている人に遭遇したり、人を捕まえて逆さ吊りにするなど凶器の一面も描かれていましたね。

ただ、教会での出来事に関しては冷静に考えると、1日寝なかっただけで豹変するにはちょっと厳しいんじゃないかと思います。
まだ世界が変わってから1日しかたってないのに幼い少女を生贄にしようとか、保安官が丸腰の人間を安易に手を掛けるというのはちょっと厳しい展開ですね。

張りつめられた緊張と投じられた爆弾

疲労がピークに達して幻覚を見始めた兵士が松ぼっくりを手りゅう弾と間違えて、蹴り始まったのは味方同士の同士討ち。
武器を手にストレスと緊張を与えられ続けたら切っ掛け一つでああなってしまうというのは理解できます。

ただ、あの松ぼっくり事件で爆発するのであれば、ダッジが子供と共に警戒網を搔い潜って基地に突入した時射殺されなかったのにはちょっと違和感を感じます。
もっと目に見えて危ない状況なのになぜあそこで手にかけないという選択をできたのかちょっと疑問が残ります。

マーフィー少佐がマチルダがなぜ眠ることができるのかについてジルに確認していた頃には、なんとなく予想はついていましたがなんとも拍子抜けでした。
現象について色々と理由をつけていたにしても”仮死状態から生還したら眠れるようになる”というのはいささか無理があるでしょう。

太陽フレアで人類の身体の電磁回路が影響を受け、神経系やリンパ系がおかしくなり、体内時計が壊れ、睡眠能力が失われたと推測していましたが、スマホの再起動じゃないんだから。。。

総評

眠れなくなった人たちの狂気や、家族を守ろうとする母親の姿、ハラハラさせる展開は楽しかったです。
ただ、発想は良くても風呂敷の畳めていないのが残念で、ハッピーエンドで終われとは言わないにしても最期の方の展開は全てをぶん投げたとも言える程に雑だと感じました。

眠れなくなった人たちのおかしくなるタイミングが早い、看守が囚人を解き放ったことの説明がない等々ツッコミどころも多い。
もう少し設定を活かすことができれば評価も変わっていただろうなーと思える作品でした。

主演俳優のその他オススメ作品

コメディ要素の多い作品で定評のあるジーナ・ロドリゲスのおすすめの映画は以下の通りです。

ジーナ・ロドリゲス

  • ジェーン・ザ・ヴァージン
  • ミス・リベンジ
  • アナイアレイション -全滅領域-

ジェーン・ザ・ヴァージン

結婚するまでヴァージンを貫くという教えを受け頑なに守っていた女性が医療ミスから、知らず知らずの内に人工授精をすることになり妊娠してしまう。
という、とんでもない始まりのコメディドラマ。場面展開や二転三転するストーリーもおもしろく次が待ち遠しくなる作品。
うまくいかない展開はハラハラさせられ、恋愛も絡んできてもうめちゃくちゃ。
コメディ要素が多いのでかなり楽しませてくれます。
ただし海外ドラマで全部制覇するには少し時間が掛かります。

ミス・リベンジ

メイクアップアーティストの主人公が大人になるまで住んでいたメキシコに親友に会いに来ていたのだが、親友が誘拐され汚職警官や麻薬組織の陰謀に巻き込まれてしまうアクション映画。
巻き込まれたグロリアはとんでもない目に合ってしまうので、展開がとにかくハラハラします。
日本では考えられない事態になりますが、メキシコならありそうだなって思えてしまうのが不思議。
巻き込まれ系のアクション映画が見たかったらどうぞ。

アナイアレイション -全滅領域-

ナタリー・ポートマンが主演のSF映画。
なかなかに難解な単語が飛び交いますが、内容自体はストーリーをしっかりと追っていけば把握できるはず。
非現実的なストーリーではありますが、ハラハラドキドキさせる展開も多く最後まで楽しませてくれる1本。
MCUシリーズやスター・ウォーズのあの人なんかも出てるので俳優陣も何気に豪華です。

以下wiki
ジーナ・ロドリゲス


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