個人的評価
| 85/100 |
こんな人にオススメ ：
ヒューマンドラマが好き,ラブストーリーが好き,コメディが好き
未視聴な方に向けて：
恋愛を知った大人にこそ響く映画だと思うので、楽しめるかどうかは人を選びます。
コメディ要素もあるので笑えるところもありますが、コメディが主題ではないので注意です。
ヒューマンドラマが心に響きました。
基本情報
上映時間 ：1時間32分
ジャンル ：ヒューマンドラマ,ラブストーリー,コメディ
出演 ：ジーナ・ロドリゲス,ブリタニー・スノウ,ディワンダ・ワイズ,ラキース・スタンフィールド,その他
年齢制限 ：15歳以上推奨
配信情報
2021年8月19日時点
Netflix
AmazonPrime ：配信無し
見所
- ネイトとジェニーの恋愛の記憶
- 女性の友情
- それぞれの未来
あらすじ
音楽雑誌で女性記者をしているジェニーは9年間付き合っていたネイトと破局することになってしまった。
酷く落ち込んだジェニーだったが翌日に大好きだったコンサートがシークレットで行われることを知り、ネイトを吹っ切るために親友と一緒に行くことにする。
大学時代からいつも一緒の親友の一人で彼氏持ちのブレア、女性の家に入り浸っているエリンを仮病で休ませて町へ繰り出すことに。
音楽雑誌は女性記者のジェニーの勤務先は有名なローリングスートン誌。
コネでチケットが手に入ると思っていたジェニーだったが、当ても空しく失敗に終わる。
どうしようかレストランで相談しているところに、大学時代にジェニーを手ひどく振ったマットが現れる。
なんとマットが所属している団体がコンサートを開いており、チケットを用立てできると告げられる。
しかし、大学時代のこともあり頑なに拒むジェニー。
どうにかチケットを手に入れられないかインターネットでチケットを販売している人物に当たるも、寸での差で逃してしまう。
八方塞になってしまったために、3人の内の誰かがマットにチケットを貰いに行くことになるのだが・・・。
ここからネタバレ含む感想になります。
未視聴の場合はご注意ください。
感想を読む
| ネイトとジェニーの恋愛の記憶 |
ネイトとジェニーが紡いだ9年回のラブストーリーは町のあちこちに潜んでおり、ジェニーが街を巡る旅に想起します。
ネイトとのことを吹っ切れないジェニーがあの頃は愛し合っていたのにというシーンが場面場面で回想されどんどん感情移入していきます。
付き合い始めや、絶頂期、倦怠期、関係が継続不可能な終盤。
若かった時と大人になってからそれぞれの成長することですれ違っていくことが切なかったです。
しがらみや、感情、仕事、と色々なものが綯い交ぜになって選んだ決断だからこそどちらが悪いとも言えないのがやるせない。
| 女性の友情 |
大学時代からの友人が傷を負った友人のために仕事休んでまで支えてくれるってすごくいい関係。
日本では少し考えられない文化な気がします。
ジェニーだけでなくエリンもブレアも問題は抱えていて、それぞれが問題に向き合う姿が描かれていたのも良かったです。
| それぞれの未来 |
ジェニーがコンサート会場でネイトに愛してると口パクで伝え、ネイトも同じように伝えるシーンで愛しているのに続けることができない切なさ。
電車の中でジェニーがネイトに対する思いをつづった文章には心を揺さぶられました。
壊れてしまった大きな破片ならば直ることもあるけれど、粉々に砕け散ってしまったら無理。
砕け散ってしまったとしても光を当てたら輝くって言うのが凄く誌的であり、すごく切なかったです。
エリンはなかなか告白することができなかった過去のつらい思い出をリアに告白して前に進めたのもよかった。
曖昧なまま状態なまま一人だけ取り残されていた様な疎外感、というのもなくなっていく未来が見えてほっとできました。
ブレアはマンネリ化してしまっていてどこか違うと感じていた彼ともすっぱりと分かれて、マットとお盛んになってよかったｗ
| 総評 |
コンサートで新しい出会いが～的なラストかと思いきや、元カレとの思い出を段階的に追体験していく切ないラブストーリーというのがこの年になって響きました。
大人になってからじゃないと分からないことというのが共感を呼ぶポイントで今を全開で楽しんでいる20代にはなかなか理解できない気がします。
ハッピーエンドで迎えるラブストーリーも暖かい気持ちにさせてくれて大好きですが、ビタースイートなストーリーも良いものです。
ストーリーとしては重い部類に入りそうなのに、回想・友情・コメディなどが適度に散りばめられて絶妙なバランスでした。
主演俳優のその他オススメ作品
| ジーナ・ロドリゲス |
- ジェーン・ザ・ヴァージン
- ミス・リベンジ
- アナイアレイション -全滅領域-
ジェーン・ザ・ヴァージン
結婚するまでヴァージンを貫くという教えを受け頑なに守っていた女性が医療ミスから、知らず知らずの内に人工授精をすることになり妊娠してしまう。
という、とんでもない始まりのコメディドラマ。場面展開や二転三転するストーリーもおもしろく次が待ち遠しくなる作品。
うまくいかない展開はハラハラさせられ、恋愛も絡んできてもうめちゃくちゃ。
コメディ要素が多いのでかなり楽しませてくれます。
ただし海外ドラマで全部制覇するには少し時間が掛かります。
ミス・リベンジ
メイクアップアーティストの主人公が大人になるまで住んでいたメキシコに親友に会いに来ていたのだが、親友が誘拐され汚職警官や麻薬組織の陰謀に巻き込まれてしまうアクション映画。
巻き込まれたグロリアはとんでもない目に合ってしまうので、展開がとにかくハラハラします。
日本では考えられない事態になりますが、メキシコならありそうだなって思えてしまうのが不思議。
巻き込まれ系のアクション映画が見たかったらどうぞ。
アナイアレイション -全滅領域-
ナタリー・ポートマンが主演のSF映画。
なかなかに難解な単語が飛び交いますが、内容自体はストーリーをしっかりと追っていけば把握できるはず。
非現実的なストーリーではありますが、ハラハラドキドキさせる展開も多く最後まで楽しませてくれる1本。
MCUシリーズやスター・ウォーズのあの人なんかも出てるので俳優陣も何気に豪華です。
以下wiki
ジーナ・ロドリゲス
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